TOMII未来デザイン研究室
ワークと作品 × サポート
大切にしたいのは、手触り感のある実体世界と
デジタル情報空間をつなぐデザインであること
東京でフリーランスのグラフィックデザイナーをしていた頃('80年代)は、出版やグラフィックといった印刷メディアや工芸工業プロダクツ、アパレルデザイン、放送メディアが製作現場の主流でした。ロゴなどのCIデザインも数多く手がけました。'90年代にはデジタルでの仕事が増え始め、ゲームキャラクターの製作やオンラインでのデザインワークも始まりました。
ちょうどそんな頃に、私は演奏家に転身を図りました。一つの職業を全うすることが美徳である、そんな昭和の風潮がまだ色濃く残っていた時期でもありましたが、音楽の世界に仕事の場を移したことで、もともと自分はジャンルという枠を超えて創作活動をしたかったのだという強い思いに、あらためて気づくきっかけとなりました。デザイン思考とも言うべき考え方を学んだために、クリエイティブな世界には垣根は不要であることを強く実感できたのです。
しかし周囲からは「やっていることが広すぎて何の職業かわからない」と言われては、そのような考え方はしばらく世間に理解されない時期が続きました。
しかし2000年代になってITデジタル社会の到来と共に、その評価は反転しはじめたのです。
高齢化による終身雇用の崩壊を皮切りに、自由に自分で決める仕事のスタイルが認められはじめ、一つの専門家になるより複数の仕事を持つこと、会社という概念が薄れて転職や副業は当たり前、また多くの大災害や厄災などをくぐり抜けてきたことで、自然から学び上手く共存していく視点を持つことの大切さ、失敗することへの批判が減り始め、再起を妨げていた社会が理解を示し始め、マイノリティな個性が認められはじめ・・などなど。
今やこれまでは先進的過ぎると多くの人が思っていた考え方や生活スタイルが、確実に社会に広がって定着しつつあります。
近い将来ネットデジタルが、やがてAIに進化した時にはさらなる生活様式や仕事スタイルのシフトが起っていくのだと思います。TOMII未来デザイン研究室はそんな時代をイメージして、常に新しい社会に必要なサービス提供のあり方を考えています。
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デザイナーとの伴走型DXサポート、
そしてSDGsという選択
良いデザインはチームのビジョン共有から始まります。
デジタルツールの扱い方から丁寧にサポートします。
どの業種であっても仕事にデジタルが必要な時代、ますます複雑化するデジタルの進化に対して、クリエイティブな世界も例外ではありません。
新しい道具に持ち換えるだけでは、知識やスキルを得るために時間を奪われたり、製品のバージョンアップに振り回されるだけですが、デジタルに対する『考え方』そのものを変化(シフト)させていくことで、高齢世代であっても適応を加速することができます。